■

昨夜のF1・アメリカGPは、あまりにも異様な光景でしたね。
ミシュランタイヤを使用している7チーム14台が、
全てボイコットで棄権。
ブリヂストンタイヤの3チーム6台でのスタート、レースでした。
詳しくは、Yahooニュースでも見てください。


今年からのF1は、レース中にタイヤ交換を
行ってはいけないというルールがあって、
1セットのタイヤで、レースを走りきらないといけないのですが、
ミシュランタイヤでは、アメリカGPを走り切るのに
安全性に問題がある・・というのが、そもそもの発端。
ということで、ミシュラン側がコース変更等の解決策を提案したものの、
FIAに認められなかったので、
ミシュランタイヤを使用しているチーム全てが、
レースをボイコットという事らしい。


取りあえず、レースは見ていて楽しいものではありませんでした。
レース中に、お風呂に入りに行ったりしたのは初めてだ(笑)。
でも、気になったのがTVの解説者などが、FIAの非難気味であったこと。
以前のBARホンダの件もあって、
FIAの非難に傾くのかなぁとも思いましたが、
今回の問題のそもそもの発端は、ミシュランじゃないの？と思うので、
その様子が、どうにもしっくりこなかったです。
他の方のブログも、FIAの非難に偏り気味な気がする。
そもそも、今年の1レース1セットのタイヤというルールを決めた
FIAが悪いとか・・・
（ミシュランも悪いという記事も、当然ありましたが）
私はF1のライトファンなので、詳しいことは分からないし、
確かにFIAにも悪い点はあったのでしょうが、
でも、ブリヂストンは、
そのルールで走りきれるタイヤを用意してきた以上、
ミシュラン側に責任があると思うのですが。


と思っていたら、ヤジウマF1観戦記さんでは、
どちらかというと、ミシュランを責める記事を書かれていました。
ヤジウマF1観戦記さんによると、
そもそもの1レース1セットのタイヤというルールを提案したのも
ミシュランだとか・・・・
え？それって、自業自得ってことですか・・？(´Д`;;


とりあえず、ドライバーの安全性を大事にした
各チームの判断は間違っていないと思いますが、
見ていて楽しいレースではありませんでした。
ファンに喜んで貰えるレースと、安全なレース・・
これは両立出来る物だと思います。
それが両立できないのは、色々な思惑が絡んでいる印象が
どうしてもしてしまいます。
ミシュランタイヤでも、交換すれば、
ペナルティだか、失格になるかだかはするかもしれませんが、
安全と確認出来ている中で、レースを走ることは出来ただろうし・・
でも、それを両立できないのが、今のF1なんだと思うと、
悲しい気持ちになりますね。


そしてF1のファンも・・・
観客から、コース上に物が投げ込まれたり・・・
お金を返せと言いたくなる気持ちは分かりますが、
でも、それを走っているマシンに向けて行うのはどうなのか・・
しかも、フェラーリマシンに向けて投げられてるのが
アンチフェラーリもついでにやってしまえということなのか(苦笑)。
でも、実際にR.バリチェロの車が物を轢いたり、
ドライバーに物があたったりしたらしいので、
（そう言えば、M.シューマッハも1回目のピットストップ時に
　自分に絡まっていた、ゴミを投げ捨ててましたね）
事故にならなかったから良かったものの、
ファンも行う行動を考えて欲しいなぁ・・と思うレースでした。